SALTIGA

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vol.10 THE FIGHT NEVER ENDS
vol.9 NEW RODインプレッション
vol.8 NEW REELインプレッション(吉田テスター編)
vol.7 NEW REELインプレッション(古谷テスター編)
Vol.6 仕様及び価格発表
Vol.5 開発者が語るテクノロジー(ロッド編):Xトルク&3Dクロスカーボン(3DX)
Vol.4 開発者が語るテクノロジー(リール編3):UTD(アルティメットトーナメントドラグ)
Vol.3 開発者が語るテクノロジー(リール編2):ザイオンエアローター
Vol.2 開発者が語るテクノロジー(リール編1):マグシールド
Vol.1 NEW SALTIGA COMING SOON!!
Vol.3 開発者が語るテクノロジー(リール編2):ザイオンエアローター

開発者が語るテクノロジー:ザイオンエアローター

ローター革命


インスプール方式リール

アウトスプール方式一号機(47年前)

磁性流体のテクノロジーを利用し、海水や砂・埃などの異物がリール内部に浸入するのを防ぐのが「マグシールド」。この革新的な機構の搭載を前提に、スピニングリールの構造および各機能を一から見直したところ、もう1つの重大な発見に行き着いた。

そもそもスピニングリールが現在の形に落ち着いたのは、今から約80年前のこと。
当時のスピニングリールはインスプール方式と呼ばれ、スプールがローターの中にすっぽり埋まった構造になっていた。このインスプール方式はラインがスプールの隙間からローターに入り込み、ライントラブルが起こりやすいという決定的な短所を持っていた。

このため、スプールをローターの上から被せてラインが入り込まないアウトスプール方式を47年前に発明し、世界を驚かせたのがDAIWA。
その後、アウトスプール方式がスピニングリールのスタンダードになることは必然であった。

アウトスプール方式のローターには2つの大きな役割がある。まず、ラインローラーを強固に支えて回転させ、ラインを巻き取るという役割、もうひとつは海水や異物がボディ内部に浸入することを防ぐ役割である。
欲をいえば、回転レスポンスを上げ、巻き取り感度を上げるためにより軽量であることが求められてきた。DAIWAが目標にしたのは、機能美を伴った革新的設計思想による軽量化と剛性の両立である。

剛性、軽量新素材「ZAION」を採用することにより、ローター単体での軽量化と強度アップをはかり、理想を実現。 まさに、“ローター革命”を生み出した。

ZAION エアローターの構造


加圧による新旧ローター破壊テスト

軽量化といっても闇雲に肉を削げば良いというものではない。
ローターは、ラインローラーを介してラインが瞬間的に強く引っ張られ、負荷がかかってたわんだり回転時に応力(遠心力により回転の外側に働く力)がかかるため、構造上弱い特定部位に負荷が集中し、最悪の場合は破損の可能性もある。

あらゆる検討を推し進め、試行錯誤を繰り返す中で、負荷をローター全体に振り分ける構造にすることで、必要十分な強度を保持しながら軽量化できるのではないかという結論に至った。

こうして生まれたのが独特のアーチ形状である。アーチ形状は従来の台型形状と比較し、負荷が全体に分散するため、その分、軽量化させることが可能になる。こうして、アーチ形状を軸としながら、強度・バランス・重量を突き詰め、ラボでの強度解析を繰り返し、贅肉を削ぎ落として完成したのがZAIONエアローターである。従来のローター強度を10%向上させ、さらに約35%もの軽量化に成功した(従来比)。

また金属素材のローターは一定以上の負荷や衝撃がかかるとたわんで復元することはない。よってアームレバー等の作動不良が発生するが、カーボン素材であるZAIONは、一定以上の負荷がかかり、たわんでも復元するという特性がある。過酷な状況も想定されるオフショアフィッシングにおいて船ベリ等にローターをぶつけてしまうことは避けられない。ZAIONエアローターを搭載したNEW SALTIGAは万が一の衝撃が加わっても復元することにより、初期の操作性が失われないのである。


新旧単体ローター

ZAIONとは?

ZAION 強度測定テスト
ZAION 強度測定テスト

2007年、DAIWAは軽さと剛性で金属であるマグネシウムを凌ぐ「ZAION」という新素材の開発に成功。 「ZAION」は高密度にカーボンが織り込まれたカーボン強化樹脂で、軽く強く、しかも腐食しないというリールにとって理想ともいえる特性を持っていた。

一般的にリールに使用される高強度樹脂は、樹脂にガラスを混ぜたり少量の短繊維カーボンを混ぜて強度を上げている。これに対し、「ZAION」はDAIWAの長年の研究により長繊維カーボンを極限までハイブリッドすることに成功。これにより、はじめて比強度(単位重量当たりの強度)で金属であるマグネシウムを超えることができたのだ。

「ZAION」の最大の特徴は軽さと強度の両立である。つまり軽さである。 つまり、「ZAION」は金属レベルの強度と軽さを合わせ持った、最先端の夢のような素材なのだ。

ZAION テクノロジーページ

ZAION エアローターのもたらすメリット

ZAIONエアローターの登場は、よりセンシティブな釣りを可能にした。
ローターが軽くなることでリールのバランスが従来品よりボディ寄りにシフトし、重心がより後方にくることになる。これはロッド装着時においてティップ側が軽くなってロッドアクションがつけやすくなり、感度の向上を生み出す。リトリーブ中、流れの変化が感じやすくなり、バイトが集中すると言われる潮目の変化も今まで以上に察知しやすくなる。つまりリール感度が飛躍的に向上するのだ。

さらに、強度アップしたことで大物と余裕のファイトができることはもちろん、新たに搭載されたUTD(アルティメット トーナメント ドラグ)の非常に安定したドラグ性能を引き出すのにも一役かっている。

そして、大胆な肉抜き形状はメンテナンスの手軽さにも貢献。穴開き形状だからこそ、マグシールドとの相乗効果でしっかりと塩分を洗い流せ、次回の快適な釣りを約束するのである。
このクラス最軽量、ZAIONエアローターのもたらす新次元の回転レスポンスを是非一度手にとって確かめて頂きたい。瞬発的なストップアンドゴーへの追従性の良さを他のリールと比べてみてください。タフリール=メタル そんな既成概念を持った全てのアングラーにこのリールを使って頂きたい。そして感じて頂きたい、ZAIONによってもたらされる新しいソルトルアーの世界を・・・


新旧単体ローター重量比

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